1時間2000字書くには?執筆スピードを上げる方法を例題で解説!

1時間2000字書くには?執筆スピードを上げる方法を例題で解説! ライティングのコツ

こんにちは!webライターのkanaです。

「執筆時間がかかってしまって、時給にしたら全然稼げていない」と悩みを抱えていませんか?

ライティングの仕事のほとんどは歩合制です。そのため、執筆スピードは時給換算した時の報酬を決める重要な要素となります。

例えば2000文字で2000円の報酬の仕事があったとして、これを1時間で書き上げれば時給2000円の換算です。

しかし、2時間かかれば時給1000円、3時間なら約666円、4時間なら500円と、時間がかかればかかるほど、時間当たりの報酬は下がってしまいます。

そこで今回は執筆時間がかかってしまって報酬がなかなか上がらないという人に、

・執筆スピードを上げる方法
・執筆スピードが上がる普段の習慣

について解説します。

今回の記事では「タイピング速度を上げる」など基本的な事はスルーします!

ただ、自分のタイピングスピードが速いかどうか気になる人は多いでしょう。そんな時はこちらのタイピングスピードを測るテストを試してみてくださいね。

また、今回は「執筆スピードを上げる」という点にスポットを当てるので、構成は出来ている、あるいはクライアントが用意してくれているということを前提にお話します

「そもそも構成作る時点でつまづくんだけど!」という人は、なるべく近日中に構成の作り方についての解説記事を書くのでしばらくお待ちください!

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1時間に2000字が理想!

タイピングする女性の手元

そもそも1時間にどのくらい書ければ執筆スピードが速いと言えるのでしょうか?

明確な規定はありませんが、1時間に2000文字書くことができれば、執筆スピードは速いと言えます

1文字1円の案件で、1時間に2000円書けば時給2000円になると思う人は多いですが、リサーチと構成作成の時間も忘れてはいけません。それらの執筆準備の時間に1時間かかっていたのなら、記事を仕上げる全体の時間は2時間となり、時給換算すれば時給1000円になります。

今は1文字1円程度の案件が多いので、コンスタントに稼ぐのであれば1時間に2000文字程度は書けるスピードが必要と言えます。

執筆スピードを上げるには?

SPEEDと書かれたキーボード

執筆スピードは、ライティングのコツを掴んでいるかどうかで大きく変わります。

実際に筆者もライターを始めた頃は300字書くのにも1時間以上かかり、3000字の記事は丸1日かかっていました。

しかしライティングを続けるうちにコツを掴み、今では最高で1時間3500字程度書けるようになったのです。

ここでは執筆スピードを上げるコツを例を使いながら解説します。

①まずは構成と全体の流れを確認

まずは全体のテーマと構成の作りを確認しましょう。全体のテーマや構成の作りをざっくりとでも把握しておくことで執筆がスムーズになります。

逆にここでしっかりと記事内容を把握しておかないと、記事内で内容が重複してしまう事態が起きてしまいます。ではどのように流れを掴めば良いのでしょうか?ポイントを解説します。

例えばKWが「Googlemeet とは」で、構成が以下のような物だった場合、

(タイトル)Google Meetとは?簡単便利なビデオ会議アプリの使い方を解説!

(大見出し)Google Meetとは?
(中見出し)Googleの他アプリと連携している!

(大見出し)Google Meetのパソコンでの使い方
(中見出し)パソコンでGoogle Meetを開く
(中見出し)会議への参加方法
(中見出し)ボタン操作の方法

(大見出し)Google Meetのスマホでの使い方
(中見出し)Google Meetのアプリをインストール
(中見出し)会議への参加方法
(中見出し)ボタン操作の方法

(まとめ)Google MeetはGoogleで簡単にweb会議をしよう!

まずはタイトルを見てください。
「Google Meetとは?簡単便利なビデオ会議アプリの使い方を解説!」というタイトルから、記事全体で「Google Meetとは何か」「Google Meetの使い方」を解説することが分かりますね。執筆時はこの2つの事柄が軸になることを覚えておきましょう。

そして次に見出しを見てみましょう。最初の大見出しは以下のようになっていますね。

(大見出し)Google Meetとは?
(中見出し)Googleの他アプリと連携している!

この大見出しでは、まず「GoogleMeetとは何か」を解説して、中見出しで「GoogleMeetの特徴」を解説する流れになります。

そのため、この大見出しを執筆する際に、大見出しの「Google Meetとは?」でGoogleMeetがGoogleの他アプリと連携していることまで詳しく書いてしまうと、中見出しで書くことが無くなってしまいますよね。

そこでこの大見出しの執筆内容としては

(大見出し)Google Meetとは?
Google Meetとは、Googleアカウントを持っている人なら無料で利用できるweb会議アプリです。

一度に100人まで会議に参加できるので、新型コロナウイルスの流行に伴いリモートワークが増えた今、利用する人が増えています。Google Meetは以前はG-Suiteという有料会員になっていないと利用不可でしたが、昨今競合アプリが多くリリースされてきたことと、「Googleハングアウト(無料のビデオ通話サービス)」の終了が近いことから無料化されました。

(中見出し)Googleの他アプリと連携している!
web会議アプリは「Zoom」や「Skype」「Chatwork」など多くの種類がありますが、Googleアカウントを持っているのであれば、Google Meetの利用がおすすめです。

なぜならGoogle MeetはGoogleカレンダーやGmailなどのGoogleアプリと連携しており、会議をしながらスケジュール作成をしたり、会議資料の送付をしたりすることが簡単にできるからです。

会議以外の業務もスムーズになるので、Googleアカウントを持っているのであればweb会議にはGoogle Meetがおすすめですよ。

という感じになります。

記事を作成する際は、まずはタイトルと構成を見て記事の内容と全体の流れを把握しましょう。

②参考資料の探し方

執筆に移る際、参考URLの添付が無い場合は自分で調べなければなりませんが、参考資料がなかなか見つからず時間を取られてしまう人も多いです。

参考資料の探し方のコツは
KW以外も検索ワードに入れる
です。先ほどの「Google Meet」の例を出して説明しますね。

KW「google meet とは」

(タイトル)Google Meetとは?簡単便利なビデオ会議アプリの使い方を解説!

(大見出し)Google Meetとは?
(中見出し)Googleの他アプリと連携している!

(大見出し)Google Meetのパソコンでの使い方
(中見出し)パソコンでGoogle Meetを開く
(中見出し)会議への参加方法
(中見出し)ボタン操作の方法

(大見出し)Google Meetのスマホでの使い方
(中見出し)Google Meetのアプリをインストール
(中見出し)会議への参加方法
(中見出し)ボタン操作の方法

(まとめ)Google MeetはGoogleで簡単にweb会議をしよう!

このテーマについて執筆するのであれば、まずは「google meet とは」とKWで検索をかけて参考資料を探しましょう。

最初の大見出しの「Google Meetとは?」は、「google meet とは」の検索で構いません。

しかし「(大見出し)Google Meetのパソコンでの使い方」の部分は、パソコンでの使い方を具体的に説明したいので、「Google Meet パソコン 使い方」と、より細かい関連ワードも入れて検索しましょう。

記事執筆にあたって、KWで検索しても十分な情報が出てきてくれない、もしくはざっくりした情報が多過ぎるという時は、その見出しに含まれるワードなども含めて再検索してみてください

資料探しの時間を短縮することで執筆スピードも上がりますよ。

③文章の”型”を知ろう

手で作った四角

文章を書くときに「どう書けばいいか分からない」と悩む人は多いでしょう。

文章には”型”があり、型に当てはめて執筆することで執筆スピードは上がります。ここでは文章の型について解説します。

文章の基本的な型とは以下の通りです。

ポイント・結論

理由・根拠

具体例

ポイント・結論

この方法はそれぞれの工程の英語(Point・Reason・Example・Point)の頭文字をとって「PREP(プレップ)法」と呼ばれます。

先ほど「①まずは構成と全体の流れを確認」でご紹介した文章をPREP法に沿って見てみましょう。

(中見出し)Googleの他アプリと連携している!

web会議アプリは「Zoom」や「Skype」「Chatwork」など多くの種類がありますが、Googleアカウントを持っているのであれば、Google Meetの利用がおすすめです。
→まずは結論の説明です。見出しの「Googleの他アプリと連携している!」に対して、「Googleの他アプリと連携している」からGoogle Meetの利用がおすすめであるという結論を書いています。

なぜならGoogle MeetはGoogleカレンダーやGmailなどのGoogleアプリと連携しており、会議をしながらスケジュール作成をしたり、会議資料の送付をしたりすることが簡単にできるからです。
→ここで理由を具体例である「GoogleカレンダーやGmailなどのGoogleアプリと連携している」ことを交えながら説明しています。

会議以外の業務もスムーズになるので、Googleアカウントを持っているのであればweb会議にはGoogle Meetがおすすめですよ。
→そして再度結論です。結論をくり返すことでテーマを読者に再意識させます。

基本的にこの型を意識して書くことで、執筆内容に迷うことはないでしょう。そのため、文章を書く際には、見出しタイトルやその見出しの参考サイトからその見出しで書きたい「結論」「理由」「具体例」の3つを先に抜き出すべきです。

PREP法を使い例文を組み立ててみよう

もうひとつ、先ほどとは全く違うジャンルの例文を紹介しますので、「結論」「理由」「具体例」の3つの抜き出し方から一緒に考えてみましょう。

(KW)白湯ダイエット とは

(タイトル)白湯ダイエットとは?手軽にできて美ボディと健康をゲット!

(大見出し)白湯ダイエットとは?

(大見出し)白湯ダイエットで痩せる3つの理由
(中見出し)①血行が良くなるから
(中見出し)②内臓機能が上がるから
(中見出し)③余分な水分が排出されるから

このうちの「 (中見出し)①血行が良くなるから」について考えてみましょう。
まず参考資料を調べます。KWは「白湯ダイエット とは」ですが、この中見出しでは「白湯ダイエットで血行が良くなって痩せる理由」について書きたいので「白湯ダイエット 血行」で調べた方がベストです。

そして「白湯ダイエット 血行」で調べた結果、以下のような文章を見つけたとします。

サイトA:白湯は飲むと胃腸などの内臓が温まります。内臓が温まると全身の血の巡りが良くなり、脂肪が燃焼されて痩せるのです。また血行が良くなることで冷え性の改善も期待できます。

サイトB:白湯を飲むことで内臓が温められ、基礎代謝が上がります。その結果、脂肪燃焼効率も上がるのです。

これらの文章からまずは結論を探しましょう。

結論は「白湯を飲むと血行が良くなり脂肪が燃焼される」です。

次に「理由」を探します。理由は「血行が良くなるのは白湯によって内臓が温まるから」「基礎代謝が上がることで脂肪燃焼率が上がるから」です。

そして「具体例」を探しましょう。具体例は読者をより納得させるために書く部分ですが、サイトAとサイトB、どちらもやや説得力が欠けると思いませんか?

読者としては基礎代謝が上がることで脂肪燃焼率が上がることは分かりましたが、果たしてどのくらい上がるのか気になるはずです。

こういった時には、さらに気になるワードで検索をかけてみましょう

そこで「白湯 基礎代謝」で調べてみると「内臓温度が1度上がれば基礎代謝は10~15%上がる」という情報を得ることができましたので「具体例」を抜き出すことができましたね。

ここまで抜き出した「結論」「理由」「具体例」をPREP法に則って並べてみましょう。

結論・白湯を飲むと血行が良くなり脂肪が燃焼される

理由・血行が良くなるのは白湯によって内臓が温まるから
基礎代謝が上がることで脂肪燃焼率が上がるから

具体例・内臓温度が1度上がれば基礎代謝は10~15%上がる

結論・白湯を飲むと血行が良くなり脂肪が燃焼される

後はこの箇条書きに肉付けをしていくだけです。肉付けの際には、先ほどサイトAの文章にあった「また血行が良くなることで冷え性の改善も期待できます。」というような、プラスアルファの情報も盛り込めるといいですね。例文を示します。

(中見出し)①血行が良くなるから

白湯ダイエットで痩せる理由として、血行が良くなることが挙げられます。

白湯を飲むと内臓が温まり、血行が良くなります。内臓温度が1度上がり血行が良くなると、基礎代謝が通常の10~15%ほど上がると言われており、基礎代謝が上がることで脂肪燃焼率も上がるので痩せるのです。

また血行が良くなることで、身体の隅々まで血が行き渡りやすくなるので、冷え性にも効果的です。白湯は血行を良くし、基礎代謝を上げて痩せ体質にしてくれる他にも、冷え性にも効果があるので、ぜひ習慣化しましょう。

このような感じです。「文章の書く内容がまとまらない」「書いているうちに何を書いているのか分からなくなってしまう」というのであれば、文章の型であるPREP法を意識して、まずは「結論」「理由」「具体例」を抜き出し、並べてみるところから始めてみてください。

執筆スピードアップの効果のある習慣を身に着けよう

執筆のスピードを上げるには、普段の習慣も重要です。タイピングの練習なども挙げられますが、文章を早く書くためには「語彙力」「文章の構成力」を鍛えるのがおすすめですよ。

普段から色々な記事をライター目線で読んでみて

語彙力と文章の構成力を鍛えるには、普段から色々な記事を「ライター目線」で読んでることが効果的です。今までは普通にエンターテインメントとして読んでいた記事でも、表現の仕方や文章の繋げ方などに注目して読んでみると気が付くことがたくさんあるはずです。

分かりやすい記事を見つけたら、なぜ分かりやすいのかその理由を考察するのも良いですね。逆にいまいち分かりづらい記事を見つけたら、どこが悪くて分かりにくいのかを考えてみましょう。

まとめ

今回は執筆スピードの上げ方について解説しました。ライターを始めたばかりの頃は、何をどう書けばいいのか迷ってしまったり、書きたいことを詰め込み過ぎてテーマと結論がずれた文章になってしまったりすることがあるでしょう。

ライティングのスピードを上げるコツは以下の2つです。

・文章の型を覚える

・普段から語彙力や表現力を学ぶ

ぜひ今回の記事を参考に、スピードアップと時給アップを目指してみてくださいね!

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