空手・植草歩がパワハラで告発した香川政夫とは?息子や家族は?

空手女子組手で、東京五輪代表に内定している植草歩選手(28)が、恩師である香川政夫氏から竹刀で顔面を突かれるなどの壮絶なパワハラを受けていたことを明かしました。

今回はパワハラ問題の概要や、告発された香川政夫とはどのような人物なのか、息子や家族が語る印象も交えてご紹介します。

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東京五輪代表・植草歩が恩師をパワハラで告発!

3/28、東京五輪代表に内定している植草歩(28)が自身のブログで、3/24に表面化していた、帝京大時代に教えを受けていた香川政夫からパワハラを受けていた問題について説明しました。

この問題は、昨年9月ごろから、

練習環境のこと、大学院進学のこと、その他プライベートや自活の為の仕事のことなどで、自立心・自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが多くなりました。

引用:スポーツ報知

とし、今年3月には五輪強化合宿について、植草歩本人は参加意思があったのにも関わらず、香川政夫の意向で欠席を余儀なくされたことも明らかになりました。

さらには昨年12月ごろからは、竹刀で顔面を突かれて負傷することもあったと説明。

師範が、選手に対して竹刀を突きや蹴りに見立て、振り回したり、突いたりする一方で、選手はこれをかわしながら、蹴りや突きで反撃させるという練習です。この稽古では、選手は面などの防具をつけることを許されていませんでした。

引用:スポーツ報知

と説明しています。

また、植草選手は2015年に左眼内壁を骨折し、プレートを埋め込んでいます。ところが、今年の1月27日に、上記の防具なしの竹刀練習で、左眼に竹刀が直撃してしまったそうです。

植草選手は激痛を感じ、動けなくなってしまうほどの衝撃を感じたとのこと。しかし、その様子を見ても香川政夫からはなんの心配もされなかったというのです。

その後、診察によって、「左眼球打撲傷」と診断されましたが、香川政夫から謝罪はなく、防具なしでの練習も続けられたそうです。

この問題を、五輪前の重要な時期に告発したことについて、植草選手は以下のように語っています。

ここで私が、様々な恐怖の為、声を上げることを我慢してしまえば、これまで、解決の為にお力添え下さいましたコーチや先生方、支えてくれた仲間にも申し訳なく、また、このままの状態が続くことは、オリンピック選手としても、望ましいことではないと思い、微力な私ですが、精一杯の勇気を出して、真実をお伝えすることに致しました。

引用:植草歩オフィシャルブログ

問題が表面化すれば被害者とは言え、植草選手にも質問や話し合いなどがあり、大変なことになるのは分かっていたはずです。

それでも告発したということは、それほどまでに耐え難い苦痛を植草選手は感じていたのでしょう。

そして、この告発の報告を受けて、香川政夫は以下のようにコメントしています。

ビックリした。倫理委員会で全てお話しする。いろいろな指導をしてきたが、受け取り方の問題もある。

引用:スポーツ報知

香川政夫としては、植草選手が危険な目に合った練習も、さほど重要視していないようです。

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香川政夫とは?


この問題で告発された香川政夫とは、どのような人物なのでしょうか。プロフィールを見てみましょう。

1995/6/8生まれ

大阪出身の空手家

全日本空手道連盟(JKF)理事
全日本空手道連盟公認八段
日本空手松涛連盟九段・首席師範
帝京大学空手道部師範

肩書きからしても分かるように、香川政夫は空手界では言わずと知れた名トレーナーで、これまでに何人もの優秀な空手家を育成してきました。

香川政夫の息子・幸允が語る父

香川政夫の息子は、現在空手家として活躍する幸允(ひでよし)さん。

幸允さんのプロフィールを簡単にまとめます。

2013年:全日本空手道選手権大会を制する
2014年:アジア競技大会の男子組手+84kgで銀メダルを獲得
2017年:世界大会男子組手+84kgのイベントで金メダルを獲得

実は、息子である幸允さんも、父の厳しい指導について、言及している場面があります。
2017年のインタビューでは、父について以下のように語っています。

親子だからあえて厳しくされたと思う。他の部員の10倍怒られた

引用:日本経済新聞

親子だからといっても、他の部員の10倍も怒られたという幸允さん。どうやら、香川政夫は身内や親しい人には非常に厳しくなるようですね。

しかし、実は幸允さんは幼い頃、一度止めた空手を高校で再開しています。その理由は、香川政夫が当時指導していた学生に、大会優勝時に胴上げされる姿を見て感動したからとのこと。香川政夫は厳しい一方で、教え子から慕われる一面もあるようです。

香川政夫の妻は?

香川政夫の妻は、香川政夫が師範を務めた帝京大の空手部の合宿所で寮母を務めていたそうです。

寮母経験がある人はそれほどいないでしょうから、おそらく香川政夫と結婚後、夫を支えるために寮母になったと考えられます。

寮母はたくさんの学生の食事を用意したり、時にはメンタル面のケアをしたりと大変な仕事です。夫を支えるために、自らも大変な仕事をするとは、夫を尊敬していないとできませんよね。

妻は今回の夫の騒動について、どのように思っているのか、気になるところです。

まとめ

今回の問題について、香川政夫は現在職務を一時停止されています。今後は31日に全空連が倫理委員会を開き、植草選手、香川政夫の両者から事情を聞いた上で処分を検討するとのこと。

現段階でどのような処罰が下されるかは分かりませんが、全空連が実際に植草選手が負傷していることを重く受け止めた場合、解雇など厳しい処分が下る可能性もあります。

香川政夫はこれまでに、選手としても師範としても素晴らしい成績を残してきました。しかし、植草選手がこれまでに受けたパワハラについて考えると、過去の経歴によって処分内容が左右されることなく、厳正な処分が下ることを祈るばかりです。

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